自己紹介

自己紹介

 

私の問題意識の出発点は、日本の「失われた三十年」でした。

 

上場企業数の倍増と業績の停滞、少子高齢化、地方の衰退、世代循環の停滞、人口減少などを見ていると、個別の政策課題では説明しきれない大きな不整合があると感じました。

人口減少そのものが悪いのではなく、社会制度や経済システムが現実の変化に適応できていないことが本質ではないか、と考えるようになりました。

 

そこで私は、社会の本質を見極めるべく、自然科学、人文科学、社会科学をつなぐ「統合社会学」という考え方に至りました。

統合社会学とは、まず違和感から出発し、自然科学的に事実を観測し、人文科学的に社会の実体や流れ、すなわち“相”を見極め、最後に社会科学的な処方を考えるためのプロトコルです。これは新しい宗教や主義ではなく、現実を観測し、社会の変化に賢く適応するための手順ということです。

 

私の関心は日本だけにとどまりません。世界の人口爆発、国際紛争、地球環境、核兵器、AI、感染症など、二十一世紀初頭の世界は大きな転換期にあります。

日本もその一環ということです。私は、人類がこの2500年ほど、精神的な思春期を歩んできたと見ています。宗教、思想、国家、イデオロギーは人間を支えてきましたが、同時に人間は自ら作った教義や制度に振り回され、争いと分断を繰り返してきました。

 

ただし、私は宗教を否定しているわけではありません。人知の及ばないものが存在するという畏れや謙虚さは大切です。

問題は、人間がそれを言葉で表現し、教義化し、絶対化したときに生まれる未成熟さです。

統合社会学は、そこを冷静に観測し、多様な宗教、文化、民族が共存できる条件を探ります。

 

当面の具体的テーマとしては、日本を人口減少先進国として捉え、55歳人生転換策、地方創生の再設計、企業再編、日本型ウェルビーイング社会の構築を考えています。

そして最終的には、教義やイデオロギーを越え、多様性を尊重して共存できる「地球住民」の時代へ向かうことを目指しています。統合社会学を通じて、そのための知の手順を整え、広く発信していきたいと考えています。